R&B入門講座

ヒップホップ・ソウル

ヒップホップ・ソウルとは

ヒップホップ・ソウルとは、サンプリングや打ち込みによるヒップホップ的なビートに乗せた黒人歌謡としてのR&Bサウンドのことをいいます。90年代に入って、ヒップホップを子供の頃から耳にしてきた世代がCD購買層の中核を占めるようになり台頭してきた手法で、R&Bとしては起伏に乏しいメロディと曲構成だが、そのことによってバックのループ感が生き、独特の快感を生み出しています。そういう音楽であるがゆえに未完成な歌唱との相性がよく、アリーヤやブランディ、TLCといった、10代の少女たちが多かった。このスタイルのサウンドが黒人音楽におけるメインストリームとなった90年代後期以降は、「R&B」という大きな括りの中に統合され、このジャンル名をわざわざ使用する機会は少なくなっていきました。代表的なアーティストにメアリー・J・ブライジ等がいます。

オーディオにもこだわりたい貴方へ

特徴

ヒップホップ・ソウルは、ヒップホップ曲を引用、もしくはヒップホップ曲で有名なネタを孫使いして、そこに歌を乗せていきます。その語感からさまざまに解釈されがちなヒップホップ・ソウル(以下HHS)ではありますが、一言で説明してしまえばヒップホップのビートをバックにしたR&Bのことです。それを「新しいR&B」として90年代初めに提示したのは、当時アップタウンを仕切っていたアンドレ・ハレルおよび同社のA&Rだったショーン“パフィ”コムズ(現ディディ)です。そして、彼らによって大胆にも「HHSの女王」という称号を与えられて登場したのがメアリーだったのです。

代表的な作品

“Real Love”におけるオーディオ・トゥー“Top Billin'”のビート使いはその代表で、楽曲すべてに同様の手法を用いた『What's The 411? Remix』でそのスタイルはより明確になりました。そして、パフィは『My Life』やアッシャーの初作を制作するなかでバッド・ボーイを始動させ、メアリーに倣ったフェイス・エヴァンスやトータルの作品を送り出していきます。同時に、ヘヴィ・Dの息がかかったソウル・フォー・リアルやモニファ、アンドレ・ハレルが移籍したモータウンで送り出したホレス・ブラウンのHHS作品も登場。HHSがシーンに定着すると、以降もヘヴィ・D一派のトラックマスターズが絡んだアルーア、DJのファンクマスター・フレックスが援護したイヴェット・ミッシェルなどの〈メアリー感〉を伴った面々が現れ、HHS黎明期から同様のアプローチをしていたSWVもパフィに制作を仰ぐようになりました。

人気となったきっかけ

「ヒップ・ホップ・ソウル」というコトバが生まれたのは90年代に入ってからで、その幕開けとなった曲が、メアリー J・ブライジの「リアル・ラヴ」(92年)だ。ラップ・クラシックであるAUDIO TWO「TOP BILLIN」のサンプリング/ストリート感覚とポップ性の同居/"クイーン・オブ・ヒップ・ホップ・ソウル"というキャッチ・コピー/その曲が爆発的ヒットを記録……といった要素から、「ヒップホップ・ソウル」はヒップ・ホップ/R&Bシーンの人気にさらに火をつける存在となりました。その後、アリーヤ、ブランディ、TLCといったあまたのフォロワーを生み出していき、結果的には音楽の1ジャンルとして定着していったのです。ヒップ・ホップ・ソウル――サンプリング、あるいは打ちこみによるヒップ・ホップ・ビートと、R&B特有の耳に馴染みやすいサウンドとの融合により創られたものを指します。さらに、2000年代を迎えた頃には初期メアリーへの憧憬も込みでHHSが再注目され、アシャンティやエイメリー、ティードラ・モーゼスらがHHSマナーで可憐に躍動。キーシャ・コールやシェリーファはゲットーな出自も含めてメアリーとの連続性を感じさせました。歌い手自身がヒップホップのマインドを備えていることもまたHHSの必須条件なのです。

音楽最高!!!!!

オススメのヒップホップ・ソウル

ここでは私のお勧めのヒップホップ・ソウルはもちろん、他にも色々なジャンルでオススメの曲もご紹介します!

D'Angelo(ディアンジェロ) / Voodoo
声がセクシー。悪っぽい感じなのだけど、ちゃらちゃらしてなくてとてもクール。そんな雰囲気が歌声からも伝わってきます。音源も渋い!
ティービー・ワンダー / Talking Book
やはり、感動させてくれる素晴らしい楽曲ですね。スティービーらしい素晴らしいアルバムだと思います。ソウルな感じがまた最高です。
ロバータ・フラック / Killing Me Softly
Killing Me Softlyは超有名な名曲。ローリンヒルがカバーして若い人たちにも広まりましたね。とてもキレイな曲。大好きです。
ダニー・ハサウェイ / EVERYTHING IS EVERYTHING
ダニー・ハサウェイは兎に角ノリノリのソウルフルな曲が多いです。この一枚もそのゲットーの音楽を混ぜたノリ良い曲がいっぱいです。彼の曲はちょっと歌詞が聞き取り難いなと思ったりするのですが、取り敢えずリズムを楽しむソウルミュージックとして、是非ともコレクションの一枚に加えては如何でしょうか。
マーヴィン・ゲイ / What's Going On
素敵!何度聴いてもあきません。やさしく包み込んでくれるような歌声は気持ちも優しくさせてくれる。気持ちよい音楽。大好きなアルバムです。
ファンカデリック / Maggot Brain
棚に並べていたら間違いなく、ジャケット写真で忌避されそうなくらいにインパクトのあるケース。勿論、中身もそれに違わないくらいに、ぶっ飛んだファンク、ロックのオンパレード。いくら音楽だからって、ここまで吹っ飛んだらいかんだろうとと思わないでもないですが、兎に角考えずに盛り上がれるので良いかもしれません。
BUDDHA BRAND(ブッダ・ブランド) /人間発電所~プロローグ~
人間発電所のトラックは加藤ミリヤの夜空にも使われてますね!HIPHOPとはこーでなくちゃ!私は大好きです!今のHIPHOPも勿論好きですが、やっぱり一昔前のRAPは良いです。これがあって今がある!そう思います。
Party Rock Anthem (Party Tribute to LMFAO, Lauren Bennet & GoonRock) / Ultimate Party Jams
LMFAOのアルバム「Sorry for Party Rocking」のリードシングルです。ビルボードチャートでも1位が何週も続きました。歌うのはモータウン創設者の息子と孫という2人組です。ノリの良いエレクトリックダンスチューンは癖になります。
Spencer Wiggins(スペンサー・ウィギンス) / The Goldwax Years
サザン・ソウルの代表的なレーベルGoldwaxに残されていたスペンサー・ウィギンスの楽曲を集大成した編集盤です。時に熱く、そして時にむせび泣くように声を出して歌い上げる様こそ、まさにソウル・ミュージックです。
Harold Melvin & the Blue Notes(ハロルド・メルビン&ブルー・ノーツ) / 二人の絆(If You Don't Know Me by Now)
リード・シンガーを務めていたテディ・ペンダーグラスの訃報を知って引っ張り出しました。なんど聴いても「二人の絆(If You Don't Know Me by Now)」のコーラスとストリングスのアレンジメントは素晴らしい。フィリー・ソウルの名盤ですね。
uyama hiroto / a son of the sun
ジャケットが綺麗なので、それだけでも本作は好きといえます。ピアノ、アコギ、滅法オシャレなサンプリング芸。イージーリスニングぎりぎりの楽曲もあるけど、センスと叙情がそれを補う。ベストはビートの際立った「Waltz For Life Will Born」。これはそのまま70年代のソウルジャズと言っても通じそうです。
Clarence Carter(クラレンス・カーター) / Snatching It Back
クラレンス・カーターは盲目の音楽家。盲目とは言え、その音楽センスは筆舌に尽くしがたいほどの素晴らしいものです。このCDは彼の名曲揃いたるジャズなどを全て詰め込んだ一枚になっています。まずは入門編として一枚聞いてみてください。彼の音楽の素晴らしさがよく分かります。
Q.A.S.B. / Q.A.S.B.
大阪発のパンクバンド。活動がどうしても最近、パンク系の音楽のバンドはアンダーグラウンドになりがちで面白くない。可愛くも無いアイドルを出すくらいなら、こういう本格的なバンドをもっと紹介して欲しいと思います。
サム&デイブ / Hold On, I'm Comin'
ソウルミュージックの名門レーベル「スタックス」を代表するヴォーカルデュオの、出世作。 白人シンガー、マイケルボルトンのカバーでも有名な「Hold On、 I'm Comin'」等、珠玉のソウルナンバーが楽しめる。
News!